野菜ジュースって、どんな栄養素が、どのぐらい含まれているのか分かりづらいんだけど。なんで?

確かに、サプリのように「成分Aが○○mg」とハッキリ記載されていないので、なんかモヤモヤしますね。

野菜ジュースで摂れる栄養素と量。そして、分かりづらくなる理由を見ていきましょう。

野菜ジュースの栄養が分かりずらい理由

野菜ジュースの原料が、自然に左右される野菜であるため、収穫時期や個体差によって含有される栄養の量がいつも完全に均一ではありません。だから、メーカーも1本飲めばこれだけ摂取できる。と明確に言えないのが理由の1つです。

ばらつきの多い栄養素はゼロ表示

カゴメの場合は、ウェブサイトでこのように記載しています。

ビタミンCは原料によるばらつきが大きく、殺菌工程や保管状況によって失われることもあるため、ゼロとしています。

http://www.kagome.co.jp/campaign/honto/nutrition/

たとえ含有している可能性があるとしても、それを記載することが出来ない場合もあるということです。自然のものを原料としているため、こういったばらつきがあるのは仕方がありません。

幅表記になることも

野菜の栄養は、収穫季節や地域によって個体差があるため、栄養成分に幅があります。そこで、野菜ジュースの栄養成分表示は、成分によっては幅表示で記載されていることがあります。

  • ビタミンE 0.7~3.0mg
  • β-カロテン 3.7~15mg
  • 葉酸 10~94μg

こういった、入っているかもしれない。入っていても成分量にばらつきがある。といった理由で、野菜ジュースに含有されている栄養がボヤけてしまっているのです。

加工による影響

野菜ジュースは加工飲料なので、製造過程で失われる栄養もあります。逆に、加工しているからこそ、吸収率が高まる栄養成分もあります。

加工によって減少する栄養素

野菜ジュースというのは、搾取や加熱処理を行って製造されています。これらの製造過程で「ビタミンC」や「食物酵素」といった栄養素は、少なからず減少します。

全てが無くなってしまうというわけではないのですが、摂取できる量としては多くはありません。熱に弱い水溶性ビタミン(特にビタミンC)や、食物酵素などは、食事からの野菜に比べて、目減りしています。

加工すると吸収率が高まる栄養素

野菜には生のままで摂取するよりも、加熱処理などで加工した方が栄養素の吸収率が高くなるものもあります。

代表的なもので言えばトマトに含まれている「リコピン」はおよそ4倍。ニンジンに含まれている「βカロテン」は1.5倍ほど吸収率が高まります。

野菜ジュースに含まれている栄養素

加工して減少するものや、吸収率が高まるものなどありますが、野菜ジュースで野菜に含まれている栄養素のほとんどを摂取できます。

もちろん、ごく僅かな量しか摂れない栄養もあれば、豊富に含まれているものもあります。

1日の推奨摂取量に届いているかどうかは別ですが、かなりの種類の栄養を、野菜ジュースで摂ることが出来ます。

例として紹介すると、下記のような栄養を摂取することができます。(商品によって内容は異なります)

  • ミネラル類(ビタミンE、K、葉酸、β-カロテン等)
  • ビタミン類(カルシウム、マグネシウム、鉄、カリウム、ナトリウム等)
  • 食物繊維
  • カロテノイド(リコピン、βカロテン等)

使用されている野菜の種類と量をチェック

野菜ジュースは商品によって、使用されている野菜が異なります。トマト主体のもの、にんじんベースのものなど様々です。

どんな種類の野菜が原料として使われているのか。そして、1缶あたりどのぐらいの量の野菜が使用されているのかを確認しましょう。

美味しいと思って飲んでいた野菜ジュースが、淡色野菜ばかりだった。野菜よりも果物の量の方が多かった。ということにもなりかねません。せっかく飲むのですから、しっかり野菜の栄養が凝縮されたものを選びたいですね。

食事とのバランスも考えてみる

トマトが大好きで、普段からよく食べている。それなら、野菜ジュースはにんじんベースのものを選ぶようにする。というように、毎日の食事とのバランスも考えてみましょう。

トマトが好きな人だと、どうしても野菜ジュースもトマト味の濃いものを選びたくなりますが、栄養バランスという意味では、逆を選んだ方が効果的です。

栄養バランスを補うための野菜ジュースです。食事とのバランスも考えて、偏らないようにしましょう。